■■愛しのローズマリー(’01米)

監督:ボビー&ピーター・ファレリー
主演:ジャック・ブラックグウィネス・パルトロー
ファレリー兄弟と言うと「メリーに首ったけ」に代表される下品だけど笑えるコメディを思い出すが、これはどうか。心がきれいな人が美しく見える催眠術を施された主人公(ブラック)には、かなり肥満のローズマリー(グウィニー)も美人に見える。その術が切れたときにどうなるか?
かなり悲惨な結末を予想したが、ハッピーエンドに持ち込んだ。が、でもやっぱりデブはヤだよね、美人がいいよね、と念を押されてる気もして、爽快な感じではない。やけどを負った子供たちや、ヴォランティアの人々が皆、心が美しいのか?とか考えてしまうのだ。が、それを追いやれば十分楽しめる。音楽もよくて、ラストにさりげなくエジソンライトハウスの恋の炎が、流れてジーンとくる(歌詞にローズマリーが出てくる)。あとファウンデーションズの"星のベイビー"もいい曲だ。