■■彼岸花('58日本)
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2005/08/27
- メディア: DVD
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主演:佐分利信、有馬稲子、田中絹代、有馬稲子、浪花千栄子、笠智衆、久我美子、佐田啓二
初めて見た小津映画がこれだった。もう25年位前の話。確か敬老の日の朝早くからNHK教育でやってて、なんとなく見ててはまってしまった。それ以前から、渋谷陽一が騒いでたり、ヴィム・ヴェンダースらが再評価してたことは知ってたけど、日本映画なんてな〜って感じだった。けどこれ以降、戦後の作品を 全て見る事になる。亡くなったのが62年なので、数は少ないけど、これがどれも同じようなパターンながら、中毒のように病み付きになるのだ。
これは、初のカラー作とか。スターシステムがしっかりしてた当時の日本映画は、俳優は所属映画会社に縛られているわけで、それでも大映の山本富士子が客演。浪花千栄子演じる、京都の旅館の女将の軽妙なやりとりが相当おかしい。笠智衆が主役となることが多いけど、ここでは脇にまわっている。ティーン時代の桑野みゆきが可愛らしい。最後の方で、蒲郡の竹島での宴会のシーンがあるが、ここにウルトラQの一之谷博士役の、江川宇礼男が出てる。