16007■ミラノ・カリブロ 9:オザンナ(ワーナー/WPCR-16872)

ミラノ・カリブロ9

ミラノ・カリブロ9

1. Preludio
2. Tema
3. Variazione1
4. Variazione2
5. Variazione3
6. Variazione4
7. Variazione5
8. Variazione6
9. Variazione7
10. Canzona

イタリアンロックの哀愁と暗黒さを兼ね備えたオザンナのセカンドで、78年にキング・ヨーロピアン・ロック・コレクションの第1回リリースの1枚に選ばれた、72年リリースのもの。同名のサスペンス映画のサントラとして作られながら、どこまで使われたのかは不明。メンバーは白塗りでライヴを行うなどアヴァンギャルドな面を持っていますが、音楽に限ってはそういうことはあまり思い浮かびません。①②の美しいメロディのコーダ部分が昔から耳に残ってました。④⑩は歌入り。③〜⑨は組曲形式になっていますが、③のイントロの重さがクリムゾンの"Sailor's Tale"的。⑤はストリングスと呪術的flute更にフラメンコ調がおどろおどろしい感じ。⑥がfluteとへヴィなgのユニゾンが聴きもの。初めて聞いたのはピーカン・ファッジが一時期やってたレンタルレコードでした。

原盤:Fonit:LPX14-I