■■ゴジラ・モスラ・キングギドラ・大怪獣総進撃('01日本)

ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃 [DVD]

ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃 [DVD]

監督:金子修介
主演:宇崎竜童、新山千春
再開後第3作(別名なかった事シリーズ)。平成ガメラシリーズで、多くの特撮ファンの溜飲を下げた、金子修介(元々は、にっかつのロマンポルノ撮ってた人でその後一般映画に進出)が手がけたゴジラもの。例によって、昭和28年以来、2度目のゴジラ来襲を描くが、モスラやバラゴンやキングギドラ(なんといいもん)を登場させた、対決シリーズ。古くは「キングコング対ゴジラ」に始まる、プロレス的な怪獣同士の戦いは、たとえお子様ランチと言われても、血沸き肉踊る(大げさ)ものです。
で金子監督の「平成ガメラ」というと自衛隊の存在を、正確に位置づけたりと、理屈っぽいのが大いに魅力なんだけど、ここでも劇中怪獣を命名する(なんで名前知っとるんだ!というギモンは子供心にあった)細かい事件の積み重ねで、盛り上げる。ゴジラというよりは、金城哲夫上原正三(共にウルトラシリーズ初期の脚本家)が書いた「ウルトラQ」のような設定は、賛否両論だし、ゴジラの口から潜水艇で入って生還する宇崎とか、やらせ番組のレポーターだった新山が、命かけるようなレポートするとか、明らかにおかしい場面はあるが、エンターテイメントと言うことで、帳消し。結論から言って、今回も早送りしなかったので、及第点。他にも、佐野史郎(ヤマタツみたいな髪型)、温水洋一(小便の軌跡で揺れを表現する)が怪演。何故か篠原ともえも出てた。