マンハッタン('79)
監督:ウディ・アレン
主演:ウディ・アレン、ダイアン・キートン、マリエル・ヘミングウェイ
一時期、神のようにあがめていた1本。僕がウディ・アレンに夢中になったのは、リアル・タイムで見た「カイロの紫のバラ」だけど、さかのぼったUA時代よりも、Columbia、Orion時代の作品(多くはミア・ファローとの共演)のほうがなじみ深い。
ダイアン・キートンとは、一時期私生活を共にしながら、憎みあって別れてないからいい。この「マンハッタン」を撮った時には、すでに別離だったと記憶するが、パートナーシップは相変わらず。ガーシュインの”ラプソディ・イン・ブルー”が流れ、NYの景色が美しい*1が、「アニー・ホール」あたりと比べると深みに欠けることは確か。共演しているマリエル・ヘミングウェイは、文豪ヘミングウェイの孫で、「リップスティック」のマーゴ(後に自殺)の妹にあたる。ここではアレン演じるアイザックのGFで高校生役。他にはマイケル・マーフィー、メリル・ストリープ*2ら。全く気が付かないけど、TVプロデューサーとして、ケニー・ヴァンスが出ている。この人はジェイ&アメリカンズのシンガーで、ソロとして「ヴァンス32」という素晴らしいアルバムがある、オールディーズマインドを持ったssw。