ブルージーンズ・ジャーニー('75)
監督:ディック・リチャーズ
主演:アラン・アーキン、サリー・ケラーマン
有名な作品でもないけど、極私的に大事にしてる1本。しがない車校*1教師のアーキンがケラーマンとマッケンジー・フィリップスに「誘拐」されて、LAからラス・ヴェガス、ニュー・オーリンズまでのロード・ムーヴィー。
昼休みに公園で飲んだくれていたアーキンに、フリスビーを投げてくれ、とマッケンジー(ここでは最初、フリスビーと名乗る)が声をかけたところから始まるが、他の映画では、さしてときめかない、サリー・ケラーマンのニットキャップをかぶった姿は、結構美人。一方ブータレて(死語)、悪態をつきまくる一方、愛情に飢えた孤児の、マッケンジー*2は、「アメリカン・グラフィティ」のコドモから、立派にティーンになった感じ。
ヴェガスで出会った、奇妙なイカサマ師(アレックス・ロッコ)や、帰還兵のチャールズ・マーティン・スミスをだます、マッケンジーの手口がおもしろい。歌手志望の、サリーが、地元のライヴハウスで歌うのは、ロッド・スチュワートやグリースバンドもやってる“人生の裏側“(ハンク・トンプソンのカントリーヒット)。エンディングでかかる”ユー・アー・マイ・サンシャイン“で、救われる感じ。このラストって、「ペーパー・ムーン」に似ている。
ハリー・ディーン・スタントン(「パリ・テキサス」で有名になるのは数年後)のアーキンに向けた台詞が強烈〜ぶっちゃけた話、3人でフ○ックするのかい。熱烈DVD化!■■■■
Rafferty & The Gold Dust Twins、Warner Brothers、1h31