もっともエキサイティングだった13年間


80年にフィルムアート社から出た黄色い表紙の一冊の本がすべての始まりだった気がします。
「70年代アメリカンシネマ〜もっともエキサイティングだった13年」(現在は絶版)。手元にあるのは、83年の第5刷なので、買ったのはこの頃か。映画に関しては、コドモだったので、70年代後半、ちらっと見た程度で、リアルな感覚はあまりないですが、80年代に入って、大学生の頃、名画座(当時住んでいた新潟ではライフという小屋があっただけでそれもまもなく閉館、しばらくしてシネウィンドが出来た)や深夜映画を通して古い映画に親しんでいたけど、ヴィデオ・デッキの普及(僕が初めて買ったデッキは、モノラルで初めて10万を切ったパナソニック製、85年ごろか)とレンタル・ヴィデオ・ショップの登場、カウチ・ポテト・ブームと呼ばれたヴィデオ・バブルの時代がやってきて、本当に手軽に(とはいっても、まだ500円くらいした記憶)過去の映画に触れられるようになりました。

さて「ニュー・シネマ」の第1作と言われる「俺たちに明日はない」から70年代最後の年、79年に公開された13年間の作品を、アトランダムに語ります。原則見直して書いてますが、基本的に過去6年くらい、さるさる日記autopageはてななどのブログやよそに書かせてもらった記事の再録(+加筆訂正)しています。67年公開で「俺たちに明日はない」以前のものも含まれますが、ニューシネマだけにとどまらず、旧態依然とした作品もピック・アップしました。「アメリカン・シネマ」と言いつつ他国のものを一部含みますが、資本がアメリカだったり、重要なアメリカ人監督が他国で撮ったりしたもの。あくまでも例外的に入れました。
評価の■は4つが最高ですが、あくまでも個人的な意見であることをご了承ください。
まだまだDVD化されてないものは数多いです。ヴィデオでは出ていたけど、再発されてないものも多いです。この記事をきっかけになんとか出して欲しいなあ、という思いをこめて・・・