16030■Byrdmaniax:The Byrds(Columbia/Legacy:CK65848-US)

バードマニア

バードマニア

①"Glory, Glory" (Arthur Reynolds) – 4:03
②"Pale Blue" (Roger McGuinn, Gene Parsons) – 2:22
③"I Trust" (Roger McGuinn) – 3:19
④"Tunnel of Love" (Skip Battin, Kim Fowley) – 4:59
⑤"Citizen Kane" (Skip Battin, Kim Fowley) – 2:36
⑥"I Wanna Grow Up to Be a Politician" (Roger McGuinn, Jacques Levy) – 2:03
⑦"Absolute Happiness" (Skip Battin, Kim Fowley) – 2:38
⑧"Green Apple Quick Step" (Gene Parsons, Clarence White) – 1:49
⑨"My Destiny" (Helen Carter) – 3:38
⑩"Kathleen's Song" (Roger McGuinn, Jacques Levy) – 2:40
⑪"Jamaica Say You Will" (Jackson Browne) – 3:27
⑫"Just Like a Woman" (Bob Dylan) - 3:56
⑬"Pale Blue" [Alternate Version] (Roger McGuinn, Gene Parsons) - 2:33
⑭"Think I'm Gonna Feel Better" (Gene Clark) - 6:04

バーズのLPとして早くからCD化(独Lineからでしたが)されてた1枚で71年リリース。演奏力に定評ある後期バーズの1枚として次の「Farther Along」と並んで人気のアルバム。ただしテリー・メルチャーが勝手にストリングスをダビングしたとかでもめたアルバムでもありました。
①は"Jesus Is Just Alright"のアーサー・レイノルズ・シンガーズによるゴスペルっぽいもので、僕はもうこれでKOされるくらい好き。コーラスでメリー・クレイトン参加。②はジーン・パーソンズ吹くハーモニカが泣かせるバラード。③もゴスペルっぽいムードが気持ちいい。やはりスキップ・バッティンが書く曲はちょっと異色です。④はニュー・オーリンズ調のロッカバラードですし、⑤はディキシー風味。⑦は仏教に関係した歌詞だとか(曲はフツーのカントリーロックですが)。ニクソン政権時に皮肉っぽい⑥が歌われたのもおもしろい。マッギンがジャック・レヴィと共作。クラレンス・ホワイト主導の⑧はブルーグラス色濃いインスト。バイロン・バーライン(fdl)も参加。⑨はクラレンスが歌うトラディショナルなバラードで「Sweet Heart Of Rodeo」を思い出します。⑩は「Untitled」の拡大ヴァージョンにも別ヴァージョンが入ってますんでそっちのアウトテイクでしょう。⑪はデビュー前のジャクソン・ブラウン曲。これも名演です。
以下ボーナス。⑫はディランの超有名曲。⑭はジーン・クラークの初ソロに入ってたもの。