16025■Farther Along:The Byrds(Columbia/Legacy:CK66849-US)

ファーザー・アロング

ファーザー・アロング

①"Tiffany Queen" (Roger McGuinn) – 2:40
②"Get Down Your Line" (Gene Parsons) – 3:26
③"Farther Along" (traditional, arranged Clarence White) – 2:57
④"B.B. Class Road" (Gene Parsons, Stuart Dawson) – 2:16
⑤"Bugler" (Larry Murray) – 3:06
⑥"America's Great National Pastime" (Skip Battin, Kim Fowley) – 2:57
⑦"Antique Sandy" (Roger McGuinn, Skip Battin, Gene Parsons, Clarence White, Jimmi Seiter) – 2:13
⑧"Precious Kate" (Skip Battin, Kim Fowley) – 2:59
⑨"So Fine" (Johnny Otis) – 2:36
⑩"Lazy Waters" (Bob Rafkin) – 3:32
⑪"Bristol Steam Convention Blues" (Gene Parsons, Clarence White) – 2:39
⑫"Lost My Drivin' Wheel" (David Wiffen) – 4:56
⑬"Born to Rock and Roll" (Roger McGuinn) - 2:59
⑭"Bag Full of Money" (Roger McGuinn, Jacques Levy) - 5:58

バーズのラストアルバムにふさわしい充実の1枚。メンバーは、ロジャー・マッギン(g,vo)、ジーン・パーソンズ(ds,g,vo)、クラレンス・ホワイト(g,vo)、スキップ・バッティン(b,p,vo)。①はストーンズの”Satisfaction”のリフを借りたバーズ節。②はパーソンズの最高傑作の一つで哀愁に満ちたナンバー。ホワイトの葬儀の際にグラム・パーソンズとバーニー・レドンが歌ったというtrad。タイトル曲にふさわしい。ノヴェルティなムードの④に続く⑤はラリー・マレイ作の有名なバラードで③と並んでホワイトが歌う。⑥もまたノヴェルティなナンバーでこっちはバッティンが主導で、⑧同様バッティンとキム・フォウリーとの共作。但しバッティンが歌うのは⑥と⑩。ジョニー・オーティスのカヴァー⑨に続く⑩はボブ・ラフキン作の感動的なバラード。そしてブルーグラス的な⑪で終わり。以下はボーナスで⑫はカナダのssw、デイヴィッド・ウィッフェンのカヴァー。力強い出来です。⑬はマッギンがソロでも取り上げるもの。⑭はカントリーロック。シークレットトラックで、⑭が終わると⑪の別テイクが始まる。この3曲は72年の録音で、71年11月に本作が出てからの録音で、次作に収録予定だったのかな。
原盤:Columbia:KC31050 00年にボーナス付きでCD化されたLegacyヴァージョン。