■■□大統領の陰謀('76米)

監督:アラン・J・パクラ
主演:ダスティン・ホフマンロバート・レッドフォード
昔から決して好きではないし、面白かった記憶はないけど、ひょっとして今度見たら面白いかも?と期待してしまう1本。リチャード・ニクソン米大統領を辞任に追い込んだ、「ウォーターゲート事件」に関する、ワシントン・ポスト紙の記者、カール・バーンスタインボブ・ウッドワードのノンフィクションを原作に、名手、ウイリアム・ゴードマンが脚色した硬派の政治ミステリ映画。
ユーモアのかけらもなく、もちろんロマンスもないから、全体像は地味。大半がタイプ打つシーンと、調べもののシーンだからしょうがないけど。他にはジャック・ウォーデンマーティン・バルサムジェーソン・ロバーズら、ワシントン・ポスト紙の重鎮の編集スタッフは、迫力満点でこの辺のキャストは実に見事。他には事情通のディープ・スロート役に、ハル・ホルブロック、ジェーン・アレキサンダー(貴重な証言をする)、リンジー・クローズら。
今の観点からすると調べもののシーンは、ひどく原始的に映る。レッドフォードとホフマン共演は初めて。70'sには、こうしたスター俳優の共演が何パターンも企画され、懐かしい。

All The Preident Men、Warner Brothers、1h38、■