■■■花とアリス('04日本)
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2004/10/08
- メディア: DVD
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主演:鈴木杏、蒼井優、郭智博、相田翔子、大沢たかお、広末涼子
岩井俊二のこういう映画を楽しめなくなったら、どうしよう?という危惧はいつもある。今回まだセーフだった(^^; 「四月物語」もそうだが、思春期の少女の何気ない生活を撮らせれば本当にうまい。これは不二家のキットカットのCMに使われた短編がモチーフになったものらしいが、いつもの事ながら長すぎる。あと20分短かったら、ラストのクレジットが読み安かったらもっとよかったのに。バレーのシーン(特に写真撮るシーン)、落語のシーンなど部分部分はかなり素晴らしい。ピアノを基調としたシンプルな音楽もいい。カメオでいろんな人が出てるが、伊藤歩や叶妹、阿部寛ぐらいしか確認できなかった。
(追記)
かつて少女映画ばかり撮っていた今関あきよしという人がいた*1けど、岩井俊二監督も奥菜恵、中山美穂、酒井美紀、伊藤歩、松たか子といった若い女優を起用した作品で知られます。この「花とアリス」は、岩井監督らしい、リアリティのない少女の奇妙な友情を描いた世界で、好きな人にはたまらない世界。久々に見直しましたが、当時は蒼井優はまだブレイクしていなかったのだなあ。僕が好きなのは、落研の先輩、猛烈亭ア太郎*2を演じた坂本真。駅名や地名に藤子、石森、手塚といった漫画家の名前が使われています。他には広末涼子、大沢たかお、相田翔子、平泉成ら。相変わらずクレジットロールは横文字で見にくいのです。