■■影なき狙撃者('62米)

監督:ジョン・フランケンハイマー
主演:フランク・シナトラ、ローレンス・ハーヴェイ、アンジェラ・ランズベリー
失われた時を求めて」という邦題でも知られたサスペンス。フランケンハイマーの名前を知らしめた傑作ですが、今となっては題材が古い感じします。東西冷戦下の当時西側のプロパガンダ映画として十分機能してた気もしますが、当時の日本ではどうだったのかな?ハーヴェイのマザコンぶりも気になる。同じようなアイディアはドン・シーゲル監督の「テレフォン」にもあった。

朝鮮戦争下、中共軍によって洗脳された男が、暗殺者に仕立て上げられる。彼は、あるキーワードを目にすると、無意識に殺人を犯すようにプログラムされていたのだった。サイコ・ホラー的なスパイ・スリラー。
 朝鮮戦争下、米軍マーコ大尉の小隊が中共軍の捕虜となった。やがて、小隊はアメリカへ送還される。だが、マーコは帰還して以来、不思議な夢ばかり見続けるのだった。そしてその原因を調べた結果、小隊は捕虜の時、洗脳の実験体にされ、そのうち誰かが暗殺者に仕立てられていると判明する。そんな中、捕虜仲間ショーの継父である上院議員と対立した政治家が、娘と共に何者かに射殺されてしまう。彼の娘はショーと結婚していた。マーコはショーに不審を抱くのだが…。