16021■シスター・ケイト:ケイト・テイラー(コティリオン/ワーナー:WPCR17208)

シスター・ケイト

シスター・ケイト

M-1Home Again / ホーム・アゲイン
M-2Ballad Of A Well Known Gun / 名高き盗賊の伝説
M-3Be That Way / ビー・ザット・ウェイ
M-4Handbags And Gladrags / ハンドバッグスとグラッドラグス
M-5You Can Close Your Eyes / 目をとじて
M-6Look At Granny Run, Run / ルック・アット・グラニー・ラン、ラン
M-7Where You Lead / ホウェア・ユー・リード
M-8White Lightning / 白い稲妻
M-9Country Comfort / カントリー・コンフォート
M-10Lo And Behold / Jesus Is Just Alright / 見よ、こはそも如何に
M-11Do I Still Figure In Your Life / 影
M-12Sweet Honesty / スウィート・オネスティ

しかし野暮ったいファッションだ。タートルネックジージャン。ケイト・テイラーの71年のデビュー作はAtlantic傘下のCotillionからリリースされました。テイラー一家出身という事でてっきりフォーク系のsswかと思ったら、実はR&B路線の人でした。セクション、ジョー・ママ周辺の人たちが参加しています。prodはピーター・アッシャー。
作者のキャロル・キングがpiano弾く①は名カヴァー。エルトン・ジョンのカヴァーが2曲、ダニー・クーチの縦横無尽なgが印象的な②はジョー・ママ+キングと言うバッキングでメリー・クレイトンもコーラスで参加。ロッド・スチュワートやラリー・マレイもカヴァーした⑨はジョン・ハートフォードのbanjo、バーニー・レドンのgをフィーチャー。これも名カヴァー。voでリンダ・ロンシュタットアビゲイル・ヘインズも参加。リヴ・テイラーの③はいいメロディでこれまた名カヴァーですがジェームズの⑤は失敗。マイク・ダボの④やハニーバスのピート・デロの⑪と言った英国物は当時の旬のカヴァー。④は歌い方を変えるなど工夫。ハワード・テイトの⑥はR&B好きのケイトらしい選曲。メンフィス・ホーンズも参加しその気十分。キャロキンの⑦もR&B風(モータウン風)なarr。⑧はジョージ・ジョーンズのヒットでニュー・オーリンズっぽい曲。⑩はJTとアーサー・レイノルズの各カヴァーをメドレーにしたものでゴスペルっぽいムードがカッコイイ。コーラスにはJDサウザーとスワンプウォーターのジョン・ビーランド。⑫も英国物、ビヴァリー・マーティンの作品をスワンプ風に野心的にカヴァー。

原盤:Cotillion:SD9045 新名盤探検隊による2度目のCD化、リマスター、解説(五十嵐正)、