16020■スウィート・カントリー・スイート:ラリー・マレイ(ヴァーヴ/ユニバーサル:UICY)

スウィート・カントリー・スイート

スウィート・カントリー・スイート

1. Headed For The Country
2. Big Bayou
3. Country Comfort
4. Back To The Good Earth
5. Sweet Country Suite
6. Dakota
7. Bugler
8. When I See Jamie
9. Out To Sea
10. Nora's Boy
11. All I Need Is A Friend

元ハーツ&フラワーズのラリー・マレイの初ソロ('71)。その昔レココレのカントリー・ロック特集があって、その直後にヴィヴィッドから盤興しのCDが出ておりました。まったくノーマークの人でして、スワンプウォーター、NGDBの面々やら若きサウザーが参加してまして、適度甘さをたたえたカリフォルニアのカントリー・ロック。前のCD化の時に感じた、ゴスペル調コーラスの④の不安定さ(マスターテープが伸びてるのではないかと当時思ったのです)は、以前ほどではないが、これはこういう曲というか、こういうコーラスなのでは?と想いうようになりました。スワンプウォーターもカヴァーした①、そのスワンプウォーターのギブ・ギルボー作の②、エルトン・ジョン作の③、バーズの「Farther Along」に取り上げられた⑦、若きサウザー作の⑨、ポール・パリッシュ作の⑧など聴きどころは多いですがベストはバド・シャンク(f)の参加した⑤ スティーヴン・ラフィーヴァー(b)、ラリー・ブラウン(ds,p)、ジョン・デイヴィッド・サウザー(ds,g)、ポール・パリッシュ(p,g)、ディック・ロスミニ(g)、ギブ・ギルボー(fdl)、ジョン・ビーランド(g)、ジム・ファデン(harp)、バディ・エモンズ(steel)、ジョン・マッキューン(mandolin)ら